美味しい築地がわかるWEBメディア

つきじGO! > 築地の包丁 > 【包丁研ぎ方】築地有次が教える「和包丁」のお手入れ方法【動画付】

【包丁研ぎ方】築地有次が教える「和包丁」のお手入れ方法【動画付】

  • 和包丁の研ぐ方法を知りたい方
    「最近、出刃包丁の切れ味が悪くなっています。包丁が切れないと料理が上手くできないので、初心者でもわかる包丁の研ぎ方を教えて下さい。」

こういったご要望に答えますね。

つきじGO!編集部が【包丁の研ぎ方】を紹介します!

築地イベント

今回の内容
①和包丁研ぎのタイミングはいつ?
②包丁研ぎで用意するものは?砥石はどれがおすすめ?
③初心者でもできる包丁の研ぎ方は?

この記事を読むと、柳刃、出刃、三徳など和包丁の研ぎ方がわかります!

今回は、築地の人気包丁専門店「築地有次」さんの研ぎ方を紹介します。

①和包丁研ぎのタイミングはいつ?

玉ねぎを切った後、目がしみると感じた時がタイミングです。

刺身を切った時に、切り口の角が立たない時も研ぎのタイミングです。

使用頻度にもよりますが、月に1回から2回研ぐのがおすすめです。

②包丁研ぎで用意するものは?砥石はどれがおすすめ?

用意するものは砥石、砥石の台、タオル、クレンザー(中性洗剤)です。

砥石の台がなければ、濡れた雑巾でも大丈夫です。

おすすめの砥石は、「中砥石の#1000」になります。その他、必要な砥石を動画で紹介します。

③初心者でもできる包丁の研ぎ方は?

築地の刃物専門店「築地有次(つきじありつぐ)」の研ぎ方を紹介します!

有次

世界中の料理人が注目している包丁メーカーです。

今回は、柳刃、出刃、薄刃、三徳包丁などプロも使うことの多い和包丁(片刃)の研ぎ方を紹介します。

研ぎ方の手順
1.包丁の汚れを取る
2.砥石を用意して5分から6分、水につけてしめらせる
3.包丁の表面を研ぐ
4.包丁の裏面を研ぐ
5.カエリを取る
6.必要に応じて砥石を替える
7.クレンザーをつけてよく洗う
8.乾いたタオルで柄を含めてよく拭く

1.包丁の汚れを取る

研ぐ前に包丁の汚れをクレンザーで洗い落としてください。

2.砥石を用意して5分から6分、水につけてしめらせる

砥石を台にセットします。台がない場合、濡れた雑巾で固定します。

3.包丁の表面を研ぐ

右利きの人は、まず右手で人差し指を包丁の峰に親指を包丁のあごに当て残りの三本で柄を握ります。左手は人差し指、中指、薬指を三本揃えて研ぐ部分を押さえます。

包丁の表面を研ぐときに、砥石に対しての包丁の角度は50度位で、力を抜いて研ぎます。

包丁がぐらつかない程度に押さえて三本指を少しずつ、先から元まで動かして、刃先にバリ(カエリ)が出るまで全体を研ぎ込みます。

表面は約10回程研ぎます。

切り刃の幅、しのぎの線を崩さないように注意して研ぎます。

4.包丁の裏面を研ぐ

裏面を研ぐときは、砥石に平に当て包丁を浮かさないように刃先を研ぎます。刃元を研ぐ時は包丁を真横にして研ぎます。

回数は2回から3回研ぎ込みます。

表面、裏面とも何度か繰り返して研いで仕上げます。砥石の表面が乾いてきたら、水をたらします。

5.カエリを取る

砥石に平に当て包丁を浮かさないように刃先のカエリを取ります。刃元を研ぐ時は包丁を真横にして研ぎます

刃先から刃元へ動かしながら、軽く2回、3回研いでカエリを取ります。

6.必要に応じて砥石を替える

研ぎながら、粗い砥石や細かい砥石へ替えていきます。

通常は中砥(#800~1000)を使用します。仕上げに(#3000~5000)の砥石になります。刃が欠けているときは、荒砥(#100~200)を用いて研ぎあげます。

7.クレンザーをつけてよく洗う

研ぎ終わったら、包丁をクレンザーでしっかり洗い、付着した研ぎ汁を落とします。

8.乾いたタオルで柄を含めてよく拭く

保管場所は、湿気の少ないところに置きます。

料理作りに包丁はかかせない大切な道具です。いつも切れ味が良い包丁を使って、美味しい料理を作りたいですね。

築地包丁

こちらの動画をご覧になると、築地有次の和包丁の研ぎ方がわかります。↓↓↓

動画では、砥石の種類や替えるタイミングがわかります。

有次の包丁は使いやすく、切れ味が良いためプロの料理人をはじめ多くの方にご支持されています!

»こちらで築地有次の包丁をご覧になれます。

つきじGO! TOPへ

RANKING人気記事ランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間

TAG

NEWS最新ニュース

もっと読む

つきじGO!をフォロー

つきじGO!は「美味しい築地」を世界に伝えるWEBメディアです。築地の美味しいお店や楽しく買い物できるところを紹介しています。築地にご興味ある方は、Xもご覧下さい。